出札担当

JRのきっぷ(マルス券)と営業制度について書きます。ついでに旅行記なんかも

えきねっと予約を西日本で発券する

今回も、前回に引き続き6月頭の乗り鉄旅行で使用したきっぷについての記事です。

あと2~3記事かけるくらいのネタが残ってます。

 

〔発券日〕2022年6月4日
〔発券箇所〕糸魚川駅MK1(MV50)

 

簡単にネタをまとめると

西日本管内列車特急券を、東日本のシステムで予約・決済して、西日本の券売機で受け取る

ただこれだけなんだけど、こういう無秩序系きっぷは大好き。

 

券の地紋は西日本のWであり、そこに東日本にてVIEWカード決済をした証の[東C]や東日本にて他社路線を発行した証の[2-タ]が印字されているわけです。

もしえきねっとを介さずに、同じ券売機でVIEWカード決済した場合は[C制][4- ]と印字されるハズですね。

 

北陸新幹線の金沢延伸を機に、西日本の一部の駅でえきねっと予約を、東日本の一部の駅でe5489予約を受け取れるようになってしばらく経ちましたが、えきねっとは長らく、予約時ではなく発券時に決済する仕組みでした。

しかし、昨年の改修により予約時に決済されるようになったことで、決済・発行は東日本にて行ったとみなされてこの表記となるようです。

 

昨年の改修までは、えきねっとを他社で受け取ると以下のような表記でした。

〔発券日〕2018年1月30日
〔発券箇所〕新千歳JLMV1(MV50)

 

これも、えきねっとで北海道管内の乗車券を予約し、新千歳空港駅の券売機にてVIEWカードで決済をしたものです。

えきねっとで予約したとはいえ、決済・発行が行われたのは北海道の券売機ということで[C制]と[1- ]になっていますね。

 

e5489やEX予約はもともと予約時決済でしたし、発券時決済のえきねっとの方が異端児だったのかもしれません。

最近はEX予約を東日本で受け取れるというサービスも始まりまして、今まで非常に高いものだった会社間の垣根を越えるようになってきたのは良い風潮ですね。それだけ出札窓口や紙のきっぷを削減したいという思惑があるのは手に取るようにわかるんですけども。